アトムの欠片

Piece of Atom

2021年/日本語/日本/129分

解説

デジタルで撮影できるようになってこんな長編を創ることができるようになりました。足掛け2年、延べ1年4ヶ月の歳月をかけて完成しました。子供の頃に見た「ミクロの決死圏」が頭をよぎりながら万物の最小単位原子を題材にして、映画にならないかと思って取り組みました。繋がれていくものとは何なのか、一瞬の夏に起こる原子の物語です。

あらすじ


りょうとしほは歳の離れた二人姉弟である 。ある日、家族でドライブの最中に交通事故によって両親を失い、さらにその事故の過失責任を問われ、住む家を追われることとなる。二人が引っ越したのは、かつて父が所有していた田舎の古民家だった。そこでりょうの身に不思議な現象が起こり始める。父との約束。姉の秘密。事故の真相。その不思議な力は一体誰が授けてくれたのか。

監督

香田卓也
役者を志し養成所、事務所等を経て状況劇場に入団。舞台、映像と役者を続けましたが20年ほど前に区切りにしました。舞台監督等の仕事をしながら10年ほど前から映像制作を開始しました。

スタッフ&キャスト

監督/脚本/撮影/編集/音響/照明 香田卓也
出演 大和田海、一ノ瀬鮎夏
スタッフ 倉田浩克、徳永英明、古田鰯、上町元気、宮本宣子(衣装)、柿田寛(小道具)、木口政宗(ドローン操作)

上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon

プログラミング・ディレクター塩田時敏コメント

故·大林宣彦の新作を観たようなユーフォリア、多幸感に溢れる作品だ。あえてあげれば『異人たちとの夏』のような、夏の風が吹き抜ける。歳の離れた姉弟がいい。姉役、一ノ瀬鮎夏の爽やかなエロス。故·大林なら、柔き素肌の原子まで肉薄しただろうか。香田卓也監督は若いとは言えないが、だからこそ、いにしえの映画の原子の欠片が数多詰まっていて、観るものの細胞に滲み入るのだ。

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

デジタルでパソコンで編集できるということを知ってからです。

2.影響を受けた作品や監督は?

もちろん好きな映画はたくさんありますが、特に影響受けた作品、監督っていうのはいないと思います。

3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

原子絶対量不滅の法則(こんな言葉があるかどうかわかりませんが)

4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

主人公が小学生だった為、そのスケジュール管理。真夏から真冬までの長い撮影期間、長尺作品に初めて取り組んで、その難しさ苦しみを感じながらも気にいって撮れたシーンを何度も見返してモチベーションを保っていました。

5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

出演してくれた方の勧めで応募してみました。選出していただいて本当に心から嬉しいし、感謝しております。

6.ご覧になる皆さんへメッセージを

少し長い作品になりますが、最後まで観ていただければ、それだけで嬉しいです。