2022年/日本語/日本/18分
解説
本作品『綾部光真の正しい大人になる方法』は成人年齢が18歳に引き下げられたことで「正しい大人になるためには…」、「人生を楽しむには…」といった悩みを抱えた高校生が主人公だ。高校生にとって18歳の誕生日を迎えた時、突然大人になるというのは実感もなく、心の準備もできていない。しかし、社会では大人として扱われる。そういった新たな環境を乗り越えようと努力する高校生を、高校生の視点でコメディタッチに描く。
あらすじ
2022年4月、成人年齢が引き下げられた。もうすぐ成人となる主人公・綾部光真は自分が思い描く立派な大人になるため、日々努力していた。しかし、成人となる18歳の誕生日を迎えた光真は、自分に大人としての実感がないことに気づく。果たして光真は正しい大人になることができるのか…
監督
板橋謙佑
2005年3月8日生まれ。栃木県足利市出身の高校3年生。高校2年生の時、映画「Let it be」、「Bohemian」の監督を務めた。そして今回、映画「綾部光真の正しい大人になる方法」の監督も務めた。
スタッフ&キャスト
監督/脚本 | 板橋謙佑 |
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プロデューサー | 木村颯汰、板橋謙佑、山本賢太郎、松島嵩、綾部光真 |
出演 | 綾部光真、山本賢太郎、松島嵩 | スタッフ | 山本賢太郎(アートディレクター)/板橋謙佑(撮影)/松島嵩(助監督) |
© 2022「綾部光真の正しい大人になる方法」Bad Guuys ART work
上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon
Director’s Voice
1.映画制作をはじめたきっかけは?
チームのみんなと一からストーリーを考え、撮影から編集まで自分たちだけで作り上げた作品をYouTubeに公開したら、ものすごい数の暖かいコメントをもらい、映像というものにはすごい影響力があるなと感じました。なので影響力のある映画というポップカルチャーを使って、世の中に対して自分たちが思うことをなどを伝えていきたいと思い、映画制作をはじめました。
2.影響を受けた作品や監督は?
この作品では影響を受けてない唯一無二の作品です。
3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?
僕らの代で成人年齢が18歳に引き下げられ、急なことで不安が隠せませんでしたが、こんな気持ちを味わえるのは今しかないということで、映画というポップカルチャーを使って表現しようと思い、この映画を制作しました。
4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?
この作品は、私たちの地元・栃木県足利市で上映会をするにあたって、コメディータッチのものを制作しようと決めたところから始まりました。しかし、なかなか案が固まらず、撮影し始めたのが上映会の3日前からで、脚本やロケ地の確保、衣装など時間が足りず、上映会の当日まで撮影し、間に合わせるのに苦労しました。短期集中で制作することができたので、今思うと結果的には良かったのかなと思っています。
5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は多くのクリエーターを輩出する大きなコンペで、私たちの高校生活最後の作品を皆さんに観ていただく最後のチャンスだと思い、応募させていただきました。そして、数多くの素晴らしい作品の中から選出されたこと、とても嬉しく思います。1年ほどでここまでこれたことは大きな自信にもつながりました。これからも私たちは作品を通して様々なことを表現していきたいと思います。
6.ご覧になる皆さんへメッセージを
大人になるということはどういうことなのか、人生というものはどうやったら楽しめるのかなどを自分たちの視点でポップに描いたので、いろいろな方に楽しんでいただけると幸いです。