2019グランプリ 支援作品
2020年 / 日本語 / 89分 / ワールドプレミア / 配給:渋谷プロダクション
R-15+
解説
高校生の明彦は、鬱屈した日々を過ごしている。持病の吃音症が原因でクラスメイトからイジメられ、家族にその悩みを打ち明けられないどころか、厳格な父親からは厳しく叱咤され、母親からは憐れんで過度な心配をされ、脳内で空想の神を殺しなんとか自身を保っている状態だ。そんなある日、明彦はクラスメイトの才色兼備な女子生徒、光莉が野良猫を殺している現場に偶然居合わせてしまう。光莉は、生理の時に見た自分の血に興味を駆られ、他者の血を見たい欲求を持っていた。光莉は「イジメてくる奴らを殺したいと思わない?」と明彦に問いかける。その日から明彦の中で、何かが変わったのだった。明彦は、自身が学校でイジメられていることをホームルーム中に訴える。そのせいで明彦はさらにイジメグループから追い回されることになり、街中逃げ回るが、ついに追いつめられる。しかしそこで、光莉がまた野良猫を殺していた。そしてそのナイフで、光莉はなんと明彦をイジメている同級生を殺してしまう…。
監督
森田 和樹
Kazuki Morita
2016年ニューシネマワークショップを卒業。実習作品「春を殺して」が全国多数の映画祭に入選、受賞する。その後「戯言」「メーキング」を制作。「されど青春の端くれ」で、2019年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門でグランプリを獲得、シネガーアワードとダブル受賞した。
スタッフ&キャスト
製作 | 塩月隆史、人見剛史、小林未生和、森田和樹 |
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プロデューサー | 小林良二、鈴木祐介、角田睦、塩月隆史 |
撮影 | 吉沢和晃 |
照明 | 本間光平 |
録音/編集 | 西山秀明 |
音楽 | Lantan |
助監督 | 森山茂雄 |
出演 | 笠松将、祷キララ、黒沢あすか、川瀬陽太、日高七海、上西雄大、大西信満、木下ほうか |
©「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会