2022年/日本語/日本/12分/ワールドプレミア
解説
脚本家の尾内幸司氏の企画に乗り、予算20万円、撮影日数6時間で製作した短編映画。
あらすじ
西村が公園でガールフレンドとデートをしていると箱を抱き締めて散歩する風変りな男性に遭遇し、ある不思議な事件がおこる。その日から西村自身も「箱」に魅かれていき、彼女とのデートの時も上の空。その結果彼女にフラれてしまうが、そんな西村の前に再びあの男が現れる。
監督
佐倉萌
1974年、広島県生まれ。97年、映画「雷魚」で俳優としてデビュー以降、様々な舞台・映像作品に出演。ゆうばり映画祭で上映された出演作品は「ら」(監督:水井真希)、「脱脱脱17」(監督:松本花奈)、「華魂 幻影」(監督:佐藤寿保)等。近年の出演作品は「愛なのに」「ビリーバーズ」(監督:城定秀夫)等がある。2016年に長女を出産。以来、娘と共に出演依頼があればどこにでも駆けつける。趣味・特技は着付け、緊縛、フラメンコ。
スタッフ&キャスト
監督 | 佐倉萌 |
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脚本 | 尾内幸司 |
出演 | 西村太一、衣緒菜、笑門大吉、前田ばっこー、佐藤友佳子、千葉誠樹 |
スタッフ | 小山田勝治(撮影/照明)/邊母木伸治(撮影助手)/小林徹哉(録音)/トガシツトム(スチール)/佐倉萌(美術/編集/音楽)/猪村元(編集) |
© 株式会社グループアンダリン
上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon
Director’s Voice
1.映画制作をはじめたきっかけは?
俳優デビュー後様々なジャンルの作品に出演しましたが、自分のエロスの形を表現したくなり、2001年にピンク映画で監督デビューしました。
2.影響を受けた作品や監督は?
トニー・ガトリフ/侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)/アキ・カウリスマキ/クロード・ガニオン
3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?
脚本家の尾内幸司さんがご自身の脚本の映像化してくれる監督を募集されていて、丁度その頃、私自身も久し振りに監督として再始動したいと思っていたので、これはチャンスだと思いお引き受けしました。そして彼が提示した3作品の中から私が本作品を選びました。
4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?
メインキャスト2名は尾内さんから指定された方が出演。そのうち1人は演技未経験者。顔合わせで初めてお会いして次はもう撮影当日だったので少々不安でしたが、今まで監督した商業作品でも初対面の方で撮影していた経験を思い出し、彼なりに出来る事をやってもらいました。
5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?
本映画祭で司会をされていた長谷川千紗さんが楽しそうだったを拝見しながら、以前「ら」(監督:水井真希)で初めて雪の中映画祭に参加した時の事を思い出し、今度は自身の監督作品でまた参加したいなと思ったのがきっかけです。今回私の夫も別の団体で応募していましたが落選。私のこんな作品できゃー、ごめんなさい!という感じです。
6.ご覧になる皆さんへメッセージを
主人公の西村さんにお願いして、私の友人のサロンでお腹と股の脇、お尻を脱毛して貰いました。彼の褌のバックショットにしっかり寄っておりますので、安心してご覧ください。ちなみに箱役の笑門さんにもお願いしましたが時間が無いと断られ、仕方がないので彼の褌は諦めて、急遽用意した3000円のボクサーパンツを穿いて貰いました。