幸福キロカロリー

2020年/日本語/日本/10分/ワールドプレミア

あらすじ

静かに、一定のリズムを刻む包丁の音。姑から虐められていたことがトラウマになっていた妻は、姑が亡くなってから半年以上経っても高カロリーのものを食べられずにいた。病的なまでにカロリーを気にする妻に対して、夫は表面上は気を使うものの内心は亡き母を擁護しその存在に依存し続けていた。ある日、妻が不意に一匹の蠅を殺してしまったことをきっかけに、妻の中で姑や夫に対する反発やカロリーに対しての要求が粘度の高いシロップのようにどろりどろりと増していく。

監督


倉谷真由
現在大学4年生。鳥羽伏見の戦いと水が有名な京都の伏見区で育ち、大学を機に上京して2年ほど前から自主制作映画を撮り始める。

スタッフ&キャスト

監督/プロデューサー/原作/脚本 倉谷真由
出演 石橋京和、中村啓一、原千果子
スタッフ 海老原敬志(照明)
寳達克哉(撮影)
内藤悟(録音)
倉谷真由(美術)
福井秀策(協力)
榛葉夏海(ロケ地提供)

上映スケジュール 9/16-9/20

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

元々何かを作ることが好きで、絵や小説を細々と描いたりはしていたのですが、映画は詳しくもなければ撮り方も何も知らない状態でした。大学2年で短編映画の脚本を書く授業を受けて、そもそも映画は自分でも撮れるものなのだということを初めて知り、せっかくだから挑戦してみたいと思い制作を始めました。

2.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

よく行く神社に小さい虫が沢山いて、それをボーッと見ていたらシロップたっぷりのパンケーキが頭に浮かんできてお腹が空いちゃったんですが、なんだかこの組み合わせは面白いなと思って脚本を書きました。ゼロからの映画作りは初めてだったので、深く考えずに自由に制作できて楽しかった記憶があります。

3.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

神社のシーンは撮影当日に神社に行ってみると、人懐っこい猫と毎日同じ時間に餌やりに来ている猫集会の方々が居て、アポ取りされていないと怒られてしまいました。丁寧に説明して、撮影が可能になったのですが、映画は沢山の人の協力で成り立っているので、制作には人間同士のコミュニケーションがとても大切だということ実感しました。

4.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

友人にお勧めされホームページなどを拝見して、多彩なジャンルの作品が取り上げられていたのと、夕張という一つの地域が盛り上げている映画祭ということで、温かみがあって素敵だなと思ったので応募させていただきました。映画祭での上映は初めての経験なので、選出して頂き驚きと喜びで胸がいっぱいです。ちょうど選出のメールが来た時が、思い悩みながら映画を撮っている最中だったのですが、もっと頑張ろうと励まされもしました。

5.ご覧になる皆さんへメッセージを

沢山の作品の中から「幸福キロカロリー」を見てくださり、ありがとうございます。今年は対面でお会いすることは叶いませんでしたが、作品を通じて少しでも繋がれることをとても嬉しく思います。