あの夜、コザにいた。

2021年/日本語/日本/25分/ワールドプレミア

解説

2022年、沖縄が27年間という長いアメリカ統治の時代にピリオドを打って日本国に復帰してから50年めを迎える。復帰への陣痛が始まった1970年。時代は大きく動き始めるが、若者の日常はいつの時代でも似たようなもの。「歴史」はいつでも「何でもない日常」の上に乗っかっているのだ。新型コロナが世界を席巻する「歴史」の真っ只中で「何でもない日常」を過ごす若者たちに贈るゆるーい共感。

あらすじ

1970年、アメリカ統治下の沖縄・コザ。大阪万博に沸いた本土とは裏腹に、抑圧された島の人々の不満は熱をはらんで日々膨れ上がっていく。そんな時代の熱さをよそに、屋上でぐだぐだと時間をやり過ごすタケルとコウケン。彼らは何のためにここにいるのか。やがて日が落ち、屋上に夜が訪れる―。

監督


丹野雅仁
兵庫県小野市生まれ。88年単身渡豪。現地で豪映画「RESISTANCE」(92)等にスタッフ兼キャストとして参加。92年帰国、主に助監督として撮影現場に携わったのち、02年「殺し屋1」(01)の続編にあたる「1-イチ-」にて監督デビュー。

スタッフ&キャスト

監督/脚本 丹野雅仁
プロデュース 大城賢吾
出演 しん、金城裕一
スタッフ 鳥越博文(照明)
砂川達則(撮影)
迎里中(音楽)
佐藤祐美(録音)
佐藤晃(衣裳)
大城季和子(美粧)
平良隆一(VFX)

上映スケジュール 9/16-9/20

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

大学生の頃に、ある外国映画の撮影風景が写ってる写真を見た。そこに写っていた100人ぐらいの人々全員がカメラのレンズの向いてる先の一点を見ていた。世代も性別もバラバラな人々が寄ってたかって「生きていくのに必要でないモノ」を一所懸命作っている姿を見てカッコいいと思った。そういう現場にいる人になりたかった。

2.影響を受けた作品や監督は?

会ったことある人、ない人、多すぎて書けません。少なくとも、今まで同じ現場で仕事をした監督全員。

3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

2020年の沖縄市で仕事をしていた際、その年が「コザ暴動」から50年めの節目の年だったこと。そしてそれに関連して当事者たちの話を聞けたこと。

4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

超低予算で、時間も人手も全く足りなかったので、多くのことを自分で何とかしなければいけなかったこと(特に美術)。途中で「こんなことまで自分でやらなければいけない」から「こんなことまで自分の勝手にしていい」に視点がシフトで来たことで、急に楽しくなった。

5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

以前参加したことがあり、何としてでももう一度夕張の地に映画を持って行きたいと思っていた。選出していただけてとても嬉しいが、オンライン開催になり現地に行けないのが非常に悔しい。

6.ご覧になる皆さんへメッセージを

観ていただいてありがとうございます。