ニップル・ウォーズ3

Nipplewar3

2021年/韓国語/韓国/23分/ジャパンプレミア

解説

2020年前後に韓国の芸能界で起きた「ノーブラ」騒動をモチーフにした映画。

あらすじ

放送局のヨンPDは、ノーブラ芸能人の乳首が見える画面にモザイクをかけろと部長に命じられる。

監督

ペク・シウォン
時事教養番組のプロデューサーとして働いたのちに韓国芸術総合学校で映画演出を専攻。2021年、本作がプチョン国際ファンタスティック映画祭とソウル国際女性映画祭に招待された。

スタッフ&キャスト

監督/プロデューサー ペク・シウォン
脚本 ペク・シウォン、ユ・ギョンヒョン
出演 チェ・ソンウン、チョン・インギ、チャン・ヨフン
スタッフ キム・ユンギ(撮影)/キム・ジュアン(照明)/チョ・ジェグン(編集)/ホン・スルギ(サウンド)/クォン・ソル(ラインプロデューサー)/「トンギョンハダ」(音楽)

上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

ポン・ジュノ監督の映画を見て、漠然といつかは映画を作るだろうと考えていました。30代中盤、ドキュメンタリー制作会社で働いていた時に偶然、是枝裕和監督の「映画を撮りながら考えたこと」を読みました。淡々と真実にアプローチする彼の映画に力をもらい、少し遅い映画学校への入学を決意しました。

2.影響を受けた作品や監督は?

ポン・ジュノ監督が韓国映画アカデミー時代に撮った短編映画「支離滅裂」を高校時代に見て大きな衝撃を受けました。無名のポン・ジュノ監督のデビュー作を待ちながら見ていたのですが、彼は瞬く間に韓国映画界の巨匠になりました。遅ればせながら30代前半に是枝裕和の映画に出会い、初期作品のドキュメンタリーも見ました。ポン・ジュノ監督のようにサスペンス色のある作品は好きです。しかし私はドキュメンタリー出身なので、“映画とは監督の頭の中にあるものを完全に具現するのではなく俳優とスタッフの能力で新たに進化する”と考える是枝監督の演出法にも影響を受けました。

3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

2020年、韓国では芸能人の「ノーブラ」に関する論争がありました。胸を露出して歩くわけでもなく楽だから下着をつけないだけのことなのに、過度に非難する韓国社会の反応を見て多くのことを考えました。当時、私は芸能情報番組でPDとして働いていましたが、こうした反応に対してあまり深く考えずに放送を流したことに後ろめたい気持ちもありました。

4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

大きな困難はありませんでした。作業はとても楽しく、俳優たちの演技も達者でした。初コメディーなので「何が面白いのか」についてはかなり悩みました。編集段階では放送局の編集室で思いを訴えるシーンが少し重く、カットしたかったのですが、代わりの方法がなくてそのままにしたのが心残りです (映画的な演出ができず残念なシーンです)。

5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

家門の栄光です。招待していただいたことに心から感謝します。

6.ご覧になる皆さんへメッセージを

世界の半数は女性で、おそらく文明国では多くの女性がブラジャーをしていると思われ、一度くらいは十分に考えてみるべきテーマだと思います。この映画が日本の観客の皆さんにどのようにアプローチするかとても気になります。#nipple3で、SNSで様々な考えが行き交うことを願っています。