湖底の空

SORA

グランプリ Grand Prix
シネガーアワード Cineger Award
2019年 / 日本語、韓国語、中国語 / 112分 / ジャパンプレミア

解説

空(そら)と海(かい)は、日本人の父・高志と韓国人の母・チスクの間に生まれた一卵性双生児の姉弟。大きな湖があり、民族芸能が盛んな韓国・安東(アンドン)で生まれ育った。現在、28歳となった空は中国・上海でイラストレーターとして働き、出版社に勤める日本人の男性・望月と知り合う。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から親密な関係を築きつつあった。空の双子の弟・海はインターセックスだったため、性別適合手術を受けて女性となり、名前を海(うみ)と変えていた。海は空と望月の恋愛を後押ししようとするが、空は何かに追い詰められ、精神的に不安定になっていく…。

映画祭参加経歴/表彰

第3回中韓国際映画祭(ソウル)特別賞。中国にて中国編集版がインターネット配信。

プログラムディレクター 塩田時敏コメント

オープニングの、鏡に連鎖する裸身のショットに、作品のテーマが見事に集約、表現されている。監督の佐藤智也は「マレヒト」や「L’ilya~イリヤ~」で、当コンペの前身、初期のオフシアターコンペティションで受賞しているベテラン。近年、海外をも巻き込む活発な活動を展開する頼もしき存在。しかし、中国公開版ではオープニングショットに修整が入るなど多難もある。日本でしかと見守りたい。

監督

佐藤 智也
佐藤 智也
Tomoya Sato
大学在学中より映画製作に関わる。初の16ミリフィルム作品『マレヒト』(’95)や、『L’Ilya イリヤ』(’00)はゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映され、『L’Ilya イリヤ』は審査員特別賞を受賞。その後も『舌 デッドリー・サイレンス』(’04)、短編『三つ子』(’10)を製作し、韓国、アメリカの映画祭で上映された。

スタッフ&キャスト

監督/脚本 佐藤智也
撮影 野崎明広
照明 大久保礼司
編集 亀山愛明
音楽 谷口尚久
出演 イ・テギョン、阿部力、みょんふぁ、武田裕光、アグネス・チャン、金暁明、王_子、周亜林、蔡仁堯、早川知子、ウム・ソヨン、ジョ・ハラ

上映スケジュール