スシ・ノウ

Sushi Noh

2021年/英語/オーストラリア/18分/アジアプレミア

解説

寿司を自動で握ってくれる画期的なマシーンが巻き起こす、コメディ・ホラー。

あらすじ

アジア系オーストラリア人の少女エリーは、不愉快なドニーおじさんの家に滞在中、奇妙な寿司を作るキッチン用品に出会う。その夜エリーは、ドニーおじさんが体をねじり、変態的なクリーチャーに変わることによって、抽象的な悪夢を現実のものにする。

監督

ジェイデン・ラザム・ホア
オーストラリア映画テレビ放送学校(AFTRS)でプロデュースの修士号を取得し、シドニーを拠点に活動するアジア系オーストラリア人のライター、ディレクター、プロデューサー。シャーマン・センター・フォー・カルチャー・アンド・アイデアズと共同でドキュメンタリー映画「The Caretakers」を制作し、シドニー建築ハブでプレミア上映されたほか、アトランタ・スポットライト・ドキュメンタリー映画祭で「金賞」を受賞。また、「The Key of B」はアナーバー・ライトワーク映画祭で「ベストドキュメンタリー賞」、短編映画「Survey」は24時間ユース映画祭で「脚本賞」「俳優賞」「観客賞」を受賞している。現在、Industrial Light and Magic社でVFX制作に携わっている。

スタッフ&キャスト

監督/脚本 ジェイデン・ラザム・ホア
出演 フェリノ・ドローゾ
ジュネーブ・ファン
ジョディン・ミューア

上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

私が映画制作に興味を持ったのは、15歳のときにミュージックビデオのパロディをYouTubeにアップロードしたのがきっかけでした。それ以来、くだらないビデオやコメディー・スケッチを作ることに多くの時間を費やし、やがてジャンル映画の監督になるためのプロのステップを踏み出したのです。

2.影響を受けた作品や監督は?

私の作品の多くは、様々なメディア形式から影響を受けています。例えば、『バイオハザード』や『サイレントヒル』などのホラーゲームの雰囲気やクリーチャーデザインが好きです。また、伊藤潤二の漫画に登場するストーリーや現象は、非常に印象的でユニークだと思います。ネット上の神話や民話にまつわるフォーラムや掲示板も魅力的です。最後に、アリ・アスター、ロバート・エガース、アレックス・ガーランドの作品は、私にとって映画の素晴らしい基礎となっています。

3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

本作のコンセプトは、子供の頃に見る悪夢と、大人になってから見る悪夢の違いを探りたいという思いから生まれました。私自身の経験をもとに、子どものころに経験する得体の知れないものに怯える感覚や、想像力がもたらす暗闇を表現したいと思いました。スシ・ノウは、子どもにとってはリアルな怖さであり、大人にとっては不思議な面白さを持っているマシーンです。最終的には、子どもたちが「怖い」と思い込んで孤立してしまうような感覚を植え付けたいと考えています。

4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

この作品は、私が脚本・演出・プロデュースを担当した中で最も大規模なプロジェクトでしたので、大勢のクルーを管理し、すべての部門が成功するために最善の状態にすることが最大のチャレンジでした。私たちは、作品のビジョンを理解するために、全員が同じページに立つような良いコミュニケーションに助けられ、グループとしてこれらの課題を克服することができました。

5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

私個人の経歴や作品のテーマ性を考えると、アジア市場での露出や配給が望まれるため、本映画祭に応募しました。選ばれたことを光栄に思うとともに、映画祭の参加者が、この作品を観て素晴らしい時間を過ごすことを願っています。

6.ご覧になる皆さんへメッセージを

(CGではない)実用的な効果をこれでもかというほど詰め込みました。オープニングに登場する「スシ・ノウ」のCM以外は、すべてモバイルの自撮り用カメラで撮影されており、俳優や観客が没入できるような、魅力的な世界を作り上げるために、各部門がいかに協力し合えたかを証明していると思います。