たけぞう、改メ

Take out, aratame

2021年/日本語/日本/39分/ワールドプレミア

解説

人を殺せない侍と現代に生きながらも殺しを強要される少女。対照的な二人の出会いがあの有名な侍の誕生へと繋がっていく、アクションエンターテイメント。今作のテーマは「覚悟」。置かれた環境、そこが逆境だったとしてもそこで生き抜く覚悟さえあれば人間はいつまでも戦い続けることが出来るという監督の思いと希望を描く。

あらすじ

慶長5年。侍でありながら人を殺せない若武者たけぞうは義父・新免無二の逆鱗に触れ、斬り伏せられてしまう。目を覚ました時、たけぞうは現代日本にタイムスリップしていた。殺し屋のシゴトに巻き込まれるたけぞう。彼はそこを取り仕切っていた秋山という殺し屋に敗北する。その様子をその場に居合わせた殺し屋見習いの少女ミヤモトに目撃され、手を組みその場から逃げ出す。次々と襲いくる刺客たちを共に撃破していく二人。しかし、トドメはミヤモトに任せるばかりでいくら経っても人を殺せないたけぞうは、そんな悩みを彼女に打ち明ける。ミヤモト自身にも「殺し屋として生きるのか」「普通の女の子として生きるのか」という葛藤が生まれていた。心にモヤモヤを残した二人は、ついに因縁の相手である秋山と最後の決戦に挑むのであった。

監督

小林一晴
1998年5月11日生まれ。兵庫県出身。大阪芸術大学在学中。映像制作集団「スタジオカナリヤ」所属。格闘アクション映画を志向しており、在学中に4本の映像作品のアクション演出を担当してきた。中編映画の撮影は今作が初である。

スタッフ&キャスト

監督/脚本 小林一晴
出演 清水陽介、出海沙織、伊藤大晴、牧野隆全、凪、太田空、高畑琳、道嶋かれん
スタッフ 中浦亮介(照明)/村田浩晟、吉村奈亜(撮影)/谷口莉子、濱田郁未、小室碧志(録音・整音)/小暮海美、西島大翔(美術)/岡本あかり、古川蒼馬(衣装)/前田七菜、渡邊葵、山本翔太(編集)/二村俊之介、山本時禎、大島悠我(助監督)

上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon

Director’s Voice

1.映画制作をはじめたきっかけは?

昔から映画やアニメを見ること、話を思い描くことが好きだったのでその延長で漠然と「映像やりたいなー」という感覚が高専時代にありました。そのタイミングで観た『天元突破グレンラガン』と『ザレイド』に衝撃を受け「アクションやりたい」、「アツい話やりたい」と思ったことが大きなきっかけの一つです。その後、大阪芸術大学に入学し自主制作や助手などを経てここまできました。

2.影響を受けた作品や監督は?

今石洋之監督『天元突破グレンラガン』、『キルラキル』ギャレス・エヴァンス監督『ザレイド』 いのうえひでのり演出『髑髏城の7人』
監督ではありませんが脚本家の中島かずきさんの描く「アツい」ストーリーが大好きで、影響を受けています。

3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?

アクション映画を撮影しようと企画していた際にスタジオカナリア様から「人を殺せない侍って面白くない?」と案をいただいたことがきっかけです。せっかくだからと、あの有名な侍のオリジンを誰も描いたことのない無茶苦茶な切り口で好き勝に描いてやろうと思い、作品の制作を決めました。

4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?

俳優の大半がアクション初体験ということでクランクインの三ヶ月前から毎週2、3度のアクション練習を執り行いました。私自身もアクションは趣味でやっている程度ですので技術指導は難航しましたが繰り返しの練習とビデオコンテなどを用いなんとか完成に持ち込みました。私の無茶に付き合ってくれたスタッフとキャストの方々には感謝しています。

5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?

チームのモチベーションになれば良いなと思い企画段階から「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」様への応募は決めていました。有名な映画祭ですので、たくさんの方の目に触れると思うとドキドキが止まりません。正直、怖いです。お手柔らかにお願いします。

6.ご覧になる皆さんへメッセージを

様々なトラブルを乗り越えて、作り上げた作品です。技術的にはまだまだ拙いですがチーム全員のアツい想いが詰まった思い入れのある一作です。たくさんの方の目に触れる機会を頂いたことを本当に嬉しく思います。「覚悟」をテーマに描きました。少しでもあなたの何かに刺さるような、「おお!」となるようなカットが一つでもあればいいなと願ってます。